少しも料理心なきはつたなき心なり. あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな: 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし:
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし: あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな: をさなき心ひろへるごとし このごろは 母も 時時 ( ときどき ) ふるさとのことを言ひ 出 ( い ) づ 秋に 入 ( い ) れるなり それとなく 郷里 ( くに ) のことなど語り 出 ( い ) でて 秋の 夜 ( よ ) に焼く 餅 ( もち ) のにほひかな
をさなき心ひろへるごとし このごろは 母も 時時 ( ときどき ) ふるさとのことを言ひ 出 ( い ) づ 秋に 入 ( い ) れるなり それとなく 郷里 ( くに ) のことなど語り 出 ( い ) でて 秋の 夜 ( よ ) に焼く 餅 ( もち ) のにほひかな
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし: あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな: 逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり:
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少しも料理心なきはつたなき心なり. You can also bookmark this page with the URL :
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